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ゼロキューブ+BOXで実践した台風対策

2019年10月12日から13日未明にかけて台風19号が関東直撃しました。

その一ヶ月前に台風15号が千葉県を直撃し大きな被害をもたらしたことから、我が家でも台風19号への備えを意識して取り組みました。

台風15号の時の記事はこちらの【千葉直撃】ゼロキューブの台風被害は?揃えておきたい防災対策という記事にまとめてあります。

意識して台風対策しても、対策しきれなかった部分など反省点がありますし、工夫をして対策できていたと思える部分がありますので、今後のためにさらなる防災意識を我が家でも持ち続けるために記事にまとめます。

ポイント

この記事は、2019年9月の千葉県を直撃した台風15号と2019年10月の伊豆上陸し関東直撃した台風19号を経験したことから、台風対策と反省点をまとめています。

ユキズ
ちなみに、2度大きな台風の直撃を受けましたが、千葉県北総エリアの我が家では一切の被害を免れました。

良かった点

先に良かった点をまとめていきますね。

ゼロキューブの窓ならではの対策について

ゼロキューブと戸建てよりさらに限定したのは、特徴的な窓があるからです。

ゼロキューブが気になっていた人に対して先にゼロキューブで暮らしている我が家の対策について説明したいと思います。

台風対策の考え方

大きな窓があっても、そこで過ごさなければ危険は無いと判断しました。

レクタングルFIX窓について

ゼロキューブといえば、この大きなレクタングルFIX窓です。

レクタングルFIX窓のメリットやデメリットなどはこちらのゼロキューブのFIX窓の実際に住んで思ったメリット・デメリットでまとめているので参考にしてみてください。

結論として、レクタングルFIX窓に対して特に何もしませんでした。

理由は、2つ。

  • 北側のレクタングルFIX窓は高くて何も出来ないから。
  • レクタングルFIX窓がある寝室ではそもそも寝ないことにしたから。

養生テープは売り切れでしたし、検討した結果何も張ることもしませんでした。

北側のレクタングルFIX窓については完全に対処不能でした。

足場も悪いし何かするにも危険でした。

ただし、台風の風の強くなる風向きなど考えれば、北側の窓に飛来物が飛んで来る可能性は低いと考えました。

 

寝室のレクタングルFIX窓についても、何もしていません。

そもそも寝室には、横長の大きな窓もあります。

方角として、東側と南側に窓がついているので、飛来物が飛んで来る可能性がかなり高いです。

そのため、そもそも寝室では過ごさないことに決めました。

窓には何もしませんでしたが、寝室から寝具などを移動させ空っぽにしました。

ポイント

窓が割れても怪我をしないことが第一です

リビングの大きな窓について

ゼロキューブの一階のリビングの窓は大きいです。

そして、南側を向いているので飛来物の危険が高いです。

我が家では、木製ブラインドをそのまま活用しダイニングテーブルを倒しバリケードにしました。

木製ブラインドで衝撃を吸収してくれることを期待しました。

そして、ダイニングテーブルは2メートル前後あるので良いバリケードになるのではと考えました。

どうせ窓が割れたら、部屋中めちゃくちゃになるのでせめて壁になってくれることを期待したわけです。

ただ、前回の台風15号の時と違い、飛来物の可能性が高かったのでそもそもリビングで過ごすことは危険と考えました。

窓が割れて、風速60メートルともなれば、もはやめちゃくちゃなので、あまり意味ないかなと思いますが、万一脱出しなくてはいけない時にはリビングを通る必要があるので何もしないよりはマシだったと結論づけています。

 

その他部屋の窓について

その他の部屋の窓についてですが、ゼロキューブの場合、掃き出しタイプの小さな窓が主なものになっているので飛来物が当たる可能性は低いと考えました。

特に何もしませんでした。

養生テープについての考え方

養生テープについて、テレビで沖縄の人の台風対策を特集していたり、ツイッターで養生テープは意味がないとあったり、情報が錯綜していました。

アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁の見解は下記の通りになっていました。

Cover all of your home’s windows. Permanent storm shutters offer the best protection for windows. A second option is to board up windows with 5/8” marine plywood, cut to fit and ready to install. Tape does not prevent windows from breaking.

機械翻訳:家のすべての窓を覆います。 パーマネントストームシャッターは、窓を最大限に保護します。 2番目のオプションは、5/8インチの海洋合板で窓に乗り込み、フィットするようにカットし、設置の準備をすることです。 テープは窓の破損を防ぎません。

出典:Hurricane safety tips: Learn what to do before, during and after a hurricane.

ズバリ、窓は割れないように対策するものであると言っています。

なので、飛散防止といった観点では考えていません。

ついつい窓ガラスの飛散防止が頭をよぎりますが、まずは窓ガラスが割れないように対策する必要があります。

  • シャッターを閉じる
  • 防水の分厚いベニア板を外から取り付ける

家を新築するならシャッターの設置を検討するのが防災観点からみて重要そうです。

 

養生テープについては、割れた後のことです。

台風の中、割れた直後に部屋に立ち入ることは超危険なために絶対しないはずです。

台風一過後にようやく部屋に入ることになりますが、養生テープが貼ってあろうが貼ってなかろうが、ガラスは飛び散りまくっていますからどっちでも良いのでないでしょうか?

ポイント

安全にガラスの上を移動できるように長くつゴム手袋を用意しておきましょう

ゼロキューブで台風の一夜をどこで過ごす?

隣接地には鉄塔や電柱があります。またトタンの倉庫もあり、正直飛来物より隣接地の構造物の倒壊の方が心配でした。

ゼロキューブの居室の窓は小さいために飛来物での破損の可能性は低く、倒壊が心配な向きの反対側に居室があったためにそこで一夜を過ごすことにしました。

結果、北東側の部屋であることと小さい窓のために、風の音もかなり軽減でき、途中2回ほど大きな音で目が覚めましたが、睡眠を取ることができました。

台風15号の時は、音がひど過ぎて寝れなかったので良い選択でした。

ただ、エアコンが部屋に無かったために(台風なのでそもそもエアコンは使わない)、かなり寝苦しかったです。

家族4人で4.5畳くらいの部屋で寝るのは大変ですね。

風がいくらか収まってから部屋の扉を開けることでいくらかマシになりましたが、部屋の熱対策は別途しなくてはいけないと思いました。

備蓄をどこに保管しておいた?

我が家のゼロキューブではパントリーがあるものの、すでに日用品でいっぱい。

外には倉庫もありませんから室内に保管するしかありません。

目をつけたのは、【千葉直撃】ゼロキューブの台風被害は?揃えておきたい防災対策でも言っていた通りスチール階段下の空間とキッチンの床下収納です。

水は一箇所に置くよりも分けたほうがいいと考えて、階段下と床下に保管しました。

階段下にすぐ使えるようにバラして置いた

床下収納分は開封せずに持ち出せるようにした

ゼロキューブを建てるにあたっての土地の選定

台風の対策のために土地を選んだわけではありませんが、台風19号の被害で「洪水」が全国的に発生したために書きます。

僕たちは【千葉直撃】ゼロキューブの台風被害は?揃えておきたい防災対策で書いてある通り、東北の津波被災地の出身夫婦になります。

僕のおばあちゃんの家や妻の実家などが流され、親戚の何人も津波に飲まれ亡くなりました。

この経験から、「家を建てる絶対条件として高台は外せません」でした。

海・川や湖沼から離れていることを重要視し、さらに土砂崩れの懸念から山肌なども避けました。

その結果、台風19号で洪水が各地で発生しても、我が家では一切被害はありませんでした。

洪水被害から逃れるには、家を建てる土地に注意すれば可能な限り避けることができます。

反省すべき点

次に反省するべき点をまとめます。

台風対策の買い出しの出遅れ

実は、台風15号を経験してもなお、台風19号の規模がさらに大きいとわかっていながら、台風対策の買い出しが遅れました。

「まだ大丈夫だろう」の精神がまさってしまっていました。

そのため、品切れが多く安くて高機能の商品などは軒並み売り切れになり、ハイブランドで高価で高機能のアイテムの購入をしなくてはいけなくなりました。

日用品や食料品の追加購入もなんとか出来ましたが、直前になって結局慌ててしまい検討時間が無かったのが大きな反省ポイントです。

直前のガソリン給油

ガソリン給油についても、金曜日に行いました。

すでに、閉店しているガソリンスタンドが多く、個人経営のガソリンスタンドは「現金」のみでクレジットカードしか持っておらず給油できなかったりしました。

幸い道中のガソリンスタンドが開店していてくれたので良かったですが、最悪金曜日に帰宅不能になるところでした。

ガソリンは台風発生とともに満タンにして、こまめに給油するべきですね。

台風対策に「何を買うべきか」の迷い

台風対策について、やはり日頃からの事前の準備が必要だと感じました。

日用品、食料品、停電対策や万一の破損後の応急処置など、「何を買うべきか」は夫婦や家族でよく検討して置くと慌てなくて済みますし、一時的な出費も抑えられます。

台風の備えに用意した物リスト

台風15号を経験してから台風19号の対策をするために用意した物をリストアップしておきます。

追加で購入したもの

新しく追加で購入したものはこちらです。

LEDランタン

停電対策でLEDランタンを購入しました。

バッテリー機能もあるので、スマホなども充電することが可能です。

ヘッドライト

停電対策でヘッドライトを購入しました。

夜間の活動などで両手を開けて安全確保するためのものです。

Amazonで9本入り水ボトルを購入

ホームセンターで6本入り水を2ケース購入

台風15号後に、我が家は井戸のため停電したら水が使えないと考えAmazonで先に9本入りのペットボトルを購入しておきました。

さらに、買い出しに出かけたところちょうど水のケース売りを行なっていたので12本購入。

合計で、2Lの水ボトル21本を準備しておきました。

主に飲料水や食事調理用になります。

生活用水はお風呂にためておきました。

保存食

生協で保存ができるパンを購入しておいたり、近所のアウトドアショップにて保存食を購入しました。

あとは、お湯で溶かして作るスープや缶詰、お菓子など購入しました。

脚立

我が家のゼロキューブにはこちらの記事「【実績直近1年分公開】ゼロキューブは太陽光発電できる?住宅屋根の太陽光発電で失敗しない方法【余剰売電】」でまとめてある通り太陽光発電を行なっています。

そのため万一の停電でも昼間なら自家発電モードで電気を使用することが可能です。

自家発電モードにするためには、パワコンという装置のスイッチを切り替える必要がありますが、脚立が無いと届かない箇所に設置してあったために脚立を購入しました。

パワコンとは、太陽光パネルで発電した直流の電気を、家庭内や売電できるように交流の電気に変換する装置です。

カセットガス

もともとアウトドア趣味があったために、ガスストーブとガスランタンを所有していました。

燃料となるカセットガスが無くなっていた為に購入。

停電になっても、直火が使用できますし、かなりの光量の明かりを得ることができます。

カセットガスなので、室内は不向きなので野外利用になります。

すでに所有していたもの

すでに持っていて台風対策に準備しておいたものです。

ラジオ

電池タイプのラジオをずっと付けっ放しにして情報収集していました。

台風の状況を寝ながら確認するにはラジオが最適です。

ヘッドライト

登山用に一本持っていたので、万一の際には夫婦で使えるように追加したのです。

ヘッドライトは家族人数分あると安心です。

ちなみにベルトを調整すれば子供も装備できます。安全のためには帽子も必要です。

ガスストーブ

カセットガス使用のガスストーブです。

直火でヤカンでお湯を沸かしたり調理することが可能です。

ガスランタン

カセットガス使用のガスランタンです。

ガスで明かりを灯すのでかなりの光量を得ることができます。

火災保険の保険内容・連絡先をしっかり確認しておく

万一被災したあとのことも、しっかり念頭に置いておくことが大事です。

窓や壁が破壊されてしまえば、修理費用も数万円〜数十万円に登ります。

それを全額出費するのは大変苦労することです。

 

でも、ゼロキューブを建てるときには大抵住宅ローンを利用して建てているはずです。

ということは、必ず火災保険に加入しているはずですよね?

 

火災保険の補償内容には風災も入っているはずです。お手元の保険証書を見てみてください。

風災 【ふうさい】

台風、旋風、竜巻、暴風等をいい、洪水、高潮等を除きます。

出典:保険用語集

なので、台風被害にあっても火災保険で修理が可能なはずです。

まずは、加入している火災保険の内容と連絡先の確認をしておきましょう。

 

火災保険の申請方法が難しいことも?

ただ、1つ注意するポイントもあります。

それが、火災保険の申請方法が初めてだと難しいということです。

賃貸であれば、管理会社に連絡すれば担当営業が色々やりとりして間に立って家財保険の手続きをしてくれます。

 

ただ、持ち家になると管理も自分ですから、自分が修理業者に見積もり依頼をしたり、風災の損害を特定したり写真で記録したりとかなり手間がかかります。

自動車保険や医療保険を自分でやったことがあっても、火災保険の申請はどうしたら良いのかわからないですよね?

火災保険の申請サポートサービスを利用しよう!

 

住宅損傷修復ラボ

 

被災調査や損害の特定など難しい作業も代行してくれるのが住宅損傷修復ラボです。

保険活用することで台風の影響で住宅に損傷があれば自己負担ゼロ」で修理が可能になります。

住宅損傷修復ラボの保険のプロが無料で調査してくれます。

調査・申請・工事まで一切費用はかかりません。

各保険会社でも風災が火災保険で適用されているはずです。

火災保険の内容で不安があっても住宅損傷修復ラボで適用可能か相談できます。

 

また保険の申請には「現地調査報告書」「工事見積書」が必要になりますが、住宅損傷修復ラボでは火災保険が認定されるように「自然災害による損傷である理由」「被災した日付」「適切な工事価格」「写真の取り方」など長年の経験と知識を生かして書類作成してくれます。

 

実例:住宅損傷修復ラボで申請サポートを受けることで下記のように約75万円の修理を火災保険でまかなうことが可能でした。

仮に、無料調査の結果、保険が適用されなかった場合でも、無理に修理工事をすすめられることはありませんから安心してくださいね!

公式サイトから無料調査の申し込みが可能です!

さいごに

以上、ゼロキューブ+BOXで実践した台風対策でした。

台風対策といえど、地震対策にも通じ、停電対策の水電気使用不可状態での生活確保になります。

我が家としても、ブラッシュアップを重ねて行き万全の状態を整えたいと考えています。

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