ゼロキューブの二世帯住宅のメリット・デメリットをまとめました。
ゼロキューブの二世帯住宅についてはこちらのゼロキューブWの二世帯住宅の間取りと価格は?で情報まとめていますので合わせてご覧になってください。
ゼロキューブって実際どうなの?築6年8ヶ月経った感想
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ゼロキューブの二世帯住宅の特徴とは?
ゼロキューブの二世帯住宅の最大の特徴として、完全分離型の間取りになります。
標準のゼロキューブを二つ並べて(片方を反転)してくっつけたシンプルな形状になります。
二世帯であっても、どちらの間取りも同じであることで生活のしやすさは変わりませんから不満は生まれにくいです。
また間取りが反転タイプなので、トイレ・お風呂が建物中心に集まり、水回りの生活騒音がお互いに影響しづらいのも良いですね。
強いて言うのなら、東入りの間取りと西入りの間取りの場合、日当たりが良い世帯と悪い世帯が生まれます。
完全分離型の特徴とは?
ゼロキューブWの間取りが完全分離型の間取りです。
親と子の世帯の住宅に、キッチンやトイレ、お風呂、居室がそれぞれあり独立した生活ができて、かつ双方の住宅に行き来ができない間取りが完全分離型の特徴です。
ゼロキューブWの場合は、縦割りタイプの二世帯住宅になります。
縦割りタイプは、長屋のような感じの外見になりやすく二戸一住宅となります。
ゼロキューブW+スカイバルコニーのバルコニー部分が一体タイプになると一部共有型と言えます。
完全分離型二世帯住宅のメリットとは?
ところで、ゼロキューブの標準の二世帯住宅は完全分離型になりますが、完全分離型二世帯住宅のメリットとはなんでしょうか?
特に縦割りタイプの完全分離型二世帯住宅についてまとめました。
完全分離型の最大のメリットとは、同じ屋根でも別々に暮らすことで、生活時間のズレや考え方や価値観の違いなどによるストレスを無くす事ができます。
家族とはいえども、それぞれが独立した大人ですから、いくら親・子・配偶者となっても完全に相互理解の上生活すると言うのは絶対にできるとは言えません。
ましてや、二世帯住宅の建築の際に、親と子で同額の資金を出し対等な意見でプランニングができないのであれば、どちらかの発言力が弱くなり肩身の狭い暮らしになる可能性もあります。
夫婦だけでも大なり小なりのお互いの我慢で生活が成り立っているので、無くせるストレスは可能な限り無くしたいところです。
また、税金面での優遇措置もあります。
一定の要件を満たすと土地の相続税評価額を最大80%減額できる「小規模宅地等の特例」があります。
完全二世帯住宅でも条件を満たせば適用可能なので、建築前でも相続のことも念頭に検討することで大きな節税メリットを受けられます。(税務については、専門家にご相談ください。)
さらに、完全分離型二世帯住宅で、間取りが同等であれば売却しやすいです。
二世帯住宅では様々な事情の家族が同居するので、一部共有や完全同居の場合間取りが家族の都合に合わせたものになります。
つまり、買主がその条件に合う可能性が必然的に小さくなるので売れにくいと言えます。
ですが、間取りが同等で、完全分離型であれば、単純に隣通りで住むだけですから買主も抵抗が少なくなります。
仮に親が亡くなった後で、賃貸に貸し出す際にも貸しやすいです。
完全分離型で間取りが同等ならば、ただのテラスハウスです。
自分たちは引っ越してしまい、2組の別個のご家族に貸し出せば、一戸建て相当の家賃を2つ得ることができます。
完全分離型二世帯住宅のデメリットとは?
メリットが多いと言える縦割りタイプの完全分離型二世帯住宅ですが、デメリットがないわけではありません。
完全分離型だからこそ、意識してお互いに交流を計らないとただの隣人になりかねません。
子供(孫)がいれば、お互いの家を行き来してコミュニケーションのきっかけにしやすいです。
ただ、子供(孫)が大きくなってきたり、元々DINKSだと、時間を作って食事に招くなどしないと関係が希薄になります。
さらに、介護の必要性があれば、完全分離型だと家の行き来が玄関を通る必要があるので動線が悪くストレスを感じるかもしれません。
二世帯住宅の場合、簡単にその土地を離れるようなことはありません。
基本的には、さらに自分たちの子供に繋げていきたいと考えているはずです。
言わば、相続前提の住宅ですから、スムーズな相続が出来るような関係維持をしなくてはいけないと言うことを忘れてはいけません。
ゼロキューブの二世帯住宅はおすすめできる?
ここからはゼロキューブに実際に住んでいる僕ら夫婦の考えを書いていきます。
二世帯住宅として考えるよりも、僕ら夫婦の老後のことをリアルに考えてみるとゼロキューブWに住むことは難しいです。
そもそも足腰が悪くなると階段の上り下りはしたくないです。
なので、できれば一階だけの暮らしがしたいです。
ですが、ゼロキューブは一階に居室がありません。
ゼロキューブでは老後の暮らしに大きな不安があるのが本音です。
我が家の場合は、+BOXがありますが、そこは完全に物干し部屋兼収納として利用しています。
そのためどちらにせよ、我が家では老後に過ごすための部屋はありません。
今からぼんやりと将来的には増築・建て替えをしないとダメだなぁと考えているのが現状です。
将来的に、もしも子供から二世帯を提案され、しかもゼロキューブWだったとしたら大幅な間取りの変更をしないと賛成しかねます。
また、僕ら夫婦共に、もともとも田舎でおばあちゃんやおじいちゃんが家にいる生活を当たり前に生きてきました。
今でも、妻の実家では言わば、妻の兄弟を基準に4世帯完全同居型で暮らしています。おばあちゃん、母、世帯主、子供(孫・ひ孫世代)の4世代です。
それが普通であると考えている僕らの場合、子供世代から完全分離型二世帯住宅を提案されるとちょっと寂しさの方が勝る気がします。
まさに、価値観の違いで近くて遠い簡単に顔を合わせられない生活にストレスを感じるのではないかと感がています。
二世帯住宅の検討するなら慎重に行おう!
二世帯住宅は検討する問題が多いです。
完全分離型になれば、キッチン・トイレ・お風呂も単純に2倍ですから費用も2倍です。
用意できる資金、ローンの借り入れ限度額と月々の支払可能額などお金の問題はあります。
また、すでに介護をしている、または自宅で介護を考えているのなら「介護のしやすい家」にしておかなければなりません。
そして、避けて通れないのが「相続」の問題です。相続税の減税の特例など活用したいものがあれば、適用条件になるように作らなくてはいけません。
もちろん、家族が長生きして、4世帯でかつ大家族化になる可能性もあります。
家族や相続人がみんな納得した家づくりになるように慎重な話し合いをすることが大切です。
必須『タウンライフ家づくり』で二世帯住宅の間取り作成を依頼する方法
さいごに
以上、ゼロキューブの二世帯住宅のメリット・デメリットとは?でした。
それぞれの家族の形と暮らし方があります。
それぞれの生き方を尊重しつつも、協力して助け合える、支え合いやすい家を作ってくださいね!
ゼロキューブの二世帯住宅についてはこちらのゼロキューブWの二世帯住宅の間取りと価格は?で情報まとめていますので合わせてご覧になってください。
ゼロキューブって実際どうなの?築6年8ヶ月経った感想
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