せっかくのゼロキューブも格好良さだけ求めていたら生活しづらくなっちゃうかもしれません。
なぜなら、生活する上で絶対に欠かすことが出来ない超大事な「家事」である『洗濯物問題』は常に付きまとうからです。
むしろ、家を建てるってことは、洗濯しやすく干しやすくするためと言っても過言じゃありません。これからの人生どれだけ楽しく生きていけるかは、洗濯をどれだけ楽にこなせるかとも言えるのです。
この洗濯物問題ですが、ゼロキューブで+BOXを作るなら、まるっと物干し部屋にしてしまうのが良いかもしれませんよ!
我が家では新築戸建てを検討する段階から、洗濯物を干す専用の部屋を作ろうと夫婦で考えていました。ゼロキューブで+BOXの間取りを見た時から、「ここは物干し部屋にしよう」と夫婦ですぐに決めていました。
その結果、ゼロキューブ+BOXを建てて築2年経った我が家では「洗濯」に一度も困ったことがありません。
ここでは、ゼロキューブの+BOXを物干し部屋にするメリットと除湿機設置のメリットについて説明しています。
元不動産営業で自分でもゼロキューブを建てた僕が、ゼロキューブが建てられる土地探しの方法についてこちらのゼロキューブが建てられる土地情報の入手方法で詳しくまとめていますので合わせてご覧ください!
子供がいるなら洗濯物も大容量!梅雨のダブルパンチで洗濯物が乾かなくなるよ!
洗濯はほぼ毎日行う家事です。そのため、どれだけ効率的に、楽に洗濯して干して取り込んで収納できるかということにこだわらないと、ただただ面倒くさくて重労働で時間ばっかりかかる家事になって、他の家事や自分の時間を作ることが出来なくなります。
しかも、子供がいるならなおさらです。
洗濯物は一気に増えますし、洗濯回数も増えます。服以外にもタオルやバスタオルなど使用頻度も多くなりますし、保育園に通うようになれば毎日の着替えも必須ですから、洗濯はほぼ毎日行うことになります。
ちなみに、我が家の洗濯機は10kgまで洗える大容量モデルです。おかげでほぼ一日一回くらいの洗濯回数で間に合わせられていますが、容量が少ない洗濯機を使うのであれば、必然的に洗濯回数が増えるかもしれません。
さらに、冬の乾きづらい季節や梅雨ともなれば、洗濯をちょっとサボっただけで、半乾き生乾き、もはや着るものが無くなって忙しい朝に慌ててドライヤーで乾かす羽目になるなんてこともありえます。
むしろ、こういうこともあるから洗濯をしやすい家にしようと考えているんですもんね。
今までの問題点
- 雨が降ったら洗濯物が干せなかった
- 常習的な室内干しで部屋や洗濯物の臭いが気になっていた
- 洗濯物を干しに行くのも取り込みに行くのも面倒臭かった
- 外に洗濯物を干すのが嫌だった
物干し部屋を作った方が良い理由
つまり、物干し部屋を作ることで、洗濯に関わるいろんな「面倒臭いこと、嫌なこと」が一気に減らすことができるのです。
物干し部屋を作るとこうなる
- 雨でも洗濯して干すことができる
- 洗濯物の臭いを気にすることがなくくつろいだり食事したり寝ることができる
- 専用の物干し部屋があるために収納も一緒に作れば面倒ごとがなくなる
- 室内干しだから人目を気にする必要一切なし
もしも物干し部屋を作らなかったら?どうなるかをこちらの新築なのに物干し部屋を作らないと「不便な生活」を強いられる理由でもまとめているので合わせてご覧ください。
ゼロキューブの+BOXは物干し部屋に最適な理由
そこで、ゼロキューブを建てるに当たって+BOXを検討しているのなら、まるっと物干し部屋にしてもいいかもしれません。
我が家では、+BOXを一部屋物干し部屋として使っています。
単純に+BOXで一部屋増やしたから物干し部屋にしたわけではなく、+BOXにメリットがあったから物干し部屋にしました。
どんなメリットがあったかというと次の理由です。
+BOXの部屋の間取りがよかった
ゼロキューブの+BOXは、スタンダードの間取りプランのリビングの隣に一部屋追加されるものです。
一階部分に、物干し部屋を作ることができるために、移動するのが面倒くさくありません。
これが2階に洗濯物を干しに行くと考えると、湿って重くなった洗濯物をカゴに入れて階段をいちいち登り降りしなくてはいけないとなるとそれだけでちょっと億劫です。
家事動線の確保が出来た
ゼロキューブのスタンダードな間取りプランであれば、洗濯機を置く脱衣洗面所から+BOXまで一直線です。
遮るものといえば、脱衣洗面所と+BOXのそれぞれの扉くらいです。
家事動線としてはこれ以上の簡略化は難しそうです。
脱衣洗面所の隣に+BOXを作るという技もあるかもしれませんが、ベランダ利用も出来ないし現実的じゃないですよね。
引き戸2枚で大きな開口部で出入り容易
+BOXの扉は、引き戸2枚で洗濯物を持ったままでも開け閉め容易で、毛布など大物を持っていたとしても全部開ければ楽々出入りできます。
我が家では、後述する無印良品のユニットシェルフで壁面収納化しているので、洗濯物以外でも物置として活用しているのでテントの出し入れや子供の椅子なんかも簡単に出し入れできます。
掃除や換気したい時には、全て開けてリビングと繋げることができるので本当に楽です。
寝室から離れていた
我が家では、+BOXを物干し部屋にして、2階の部屋を寝室として使っています。
このために、寝室と物干し部屋は距離が離れています。
これはとても重要なことですが、後述するように除湿機も利用する際に音が発生するので、夜なんかは特に気になるものです。
ですが、寝室とは離れているために、夜通しの除湿機の連続運転であってもそこまで気にせずに寝ることができます。
+BOXを物干し部屋にしたら除湿機も設置しよう
+BOXを物干し部屋にするなら除湿機は設置することをお勧めします。
新築戸建てで、もしも子供がいたとしたら空気清浄機をまず検討してしまうかもしれませんが、先に除湿機です。間違いありません。
空気清浄器より除湿機を先に買うべきメリットとは
シャープの除湿機
フル稼働で頑張っています
子供の大量の洗濯物優先
そこで除湿機を買うメリットを説明します。
季節・天候・時間帯に左右されない
何より、季節・天候・時間帯に左右されないので、洗濯するタイミングは好きな時で構いませんし、洗濯物を干している時間もいつも大体同じ時間にすることができます。
冬はやはり室内干しも遅くなりますし、梅雨の時期、そして雨なんかは生乾き臭もかなりします。
何より、帰宅後の洗濯でもその日中、もしくは朝までには完全に乾かすことが可能です。
振り回されがちな洗濯も、除湿機一台で自分でコントロールすることが可能となります。
洗濯物が生乾きせずにカラッと乾かせる
除湿機のおかげで、生乾きにさよならできます。
先立って洗濯タイミングを自分で決めることができるので、乾かす時間を十分に取れたらまず生乾きはしません。生乾き臭もありません。
遅くとも、寝る前に洗濯物を干せさえすれば、朝までの大体6時間で乾ききっています。朝の忙しい時間帯に、生乾きの洗濯物を慌ててドライヤーで乾かすなんてことはもうしなくて良いです。
室内干しのため洗濯物干し作業と取り込み作業の手間が無くなる
除湿機のおかげで、完全に室内干しが可能となります。
そのため、洗濯物を干す作業も取り込む作業も手間いらずになります。先に述べた+BOXの間取りのメリットからも家事動線は良いですから、洗濯物の状態の確認も大した移動をしなくても簡単にできてしまいます。
午前中に洗濯して、夕方には必ず取り込んで、しかもそれが外だったりベランダだったりすればかなり大変な作業です。うっかり洗濯物を落としたりすれば、また洗わなきゃと思ってしまいますが、室内であれば少し払うだけで大丈夫です。
物干し部屋にそのまま収納をしてもカビの心配無し
除湿機があれば、物干し部屋の収納に衣類など収納してもカビの心配はありません。
実際に使っている我が家ですが、ほぼずっと稼働しっぱなしになっています。洗濯物を干したタイミングでは一時湿度が50%を超えますが、すぐに40%くらいに低下して、乾くころには30%台まで湿度が低くなります。
基本的に、ずっと湿度を低くしているので、収納している衣服がジメッとしたり、壁などにカビが生えたなんてことは一度もありません。
もしも、除湿機が無い状態での室内干しだと、大量の洗濯物を毎日干すとなると湿度によるダメージが怖いですね。
物干し部屋には物干しユニットの設置もおすすめな理由
ゼロキューブなら、オプションで物干しユニットの設置が可能です!
僕らが購入した時にはオプションリストにありましたし、今仮に無くても取り寄せして設置工事はしてくれると思います。
物干しユニットとはこういうものです。最近の賃貸物件でも良く見ますよね。
我が家では、写真の通り、常に下げっぱなしで洗濯物が干されています。かなり使用頻度が高いオプションです。
天井に上下稼働できる物干し竿を取り付けて、洗濯物を干すときに下げて使い、取り込んで不要になったら天井に戻すといった使い方ができます。
しかも、僕らは、設計当初から、最初から物干し部屋にするつもりでしたので、物干しユニットは2つ取り付けています。こんな感じです。
物干しユニットをL字に取り付けた
場所は建築士の方に依頼
物干しユニットのお陰で、天井空間のデットスペースを減らしつつ、大量の洗濯物を干すことに成功しています。
床置きの洗濯物干しで長めの物干し竿を使おうとすると、かなり+BOX内を圧迫してしまいます。+BOX内にさらに収納を設置する都合、スペースの有効活用は必須でした。
ちなみに、天井からは物干しユニットですが、もちろん床にもオールステンレスの物干しを置いています。しかも、2台です。
逆に言えば、物干しユニット2本でも洗濯物は捌き切れないとも言えます。
我が家では、物干しユニット2本、オールステンレスの物干し2台が常に洗濯物を干し続けている状態です。
そのくらい、洗濯の回数は多く、洗濯物の量は多いわけです。
物干し部屋は除湿機が置けるかどうかがポイント
+BOXですが、どうしても土地の都合や用途の都合で物干し部屋にできない場合ももちろんあります。
ゼロキューブがそもそもコンパクトなお家をコンセプトにしているので、狭小地だったりすればなおのことです。
じゃあ、違うお部屋で洗濯物を干すようにして、除湿機つけたらいいか、ということになると注意が必要です。
それは、大きく2つのデメリットがあるのです。
除湿機は置き場に困るデメリットがある
特に、除湿機のデメリットによって置き場に困ることになるのです。
運転の音がかなりデカい
一番は、音の問題です。
メリットだらけの除湿機ですが、デメリットの「音」については本当にデカイ音なので、思ってたのと違かったとなりやすいので本当に注意です。
僕が、独身の頃から除湿機を使っていましたが、さすがに寝るときは除湿機の運転を停止していました。
あんまりにも、運転音が大きいので寝れないのです。冷蔵庫やエアコンの比ではありません。イメージとしては、洗濯機のドラムが回転する音が、鳴り続けるような感じです。ウーーーーーン、と言い続けています。
もちろん、僕の使っているシャープの除湿機は、モードがいくつかありますので、そんなにうるさくないモードもあります。ただし、洗濯物を乾かす時には、「除湿」モードで行うので、洗濯物を干したばかりでは湿度も高く、最初からフルパワー運転なので、うるさいです。
+BOXの間取りのメリットでも触りましたが、除湿機を置く部屋を寝室から離すことができるので良いのであって、+BOXが使えないから寝室で洗濯物を干そうとなると、除湿機のメリットは半減してしまいますので注意しましょう。
洗濯物が多くなれば自ずと排水回数が多くなる
ゼロキューブで+BOXが無いとなれば、2階の3部屋のいずれか、もしくは3階のペントハウス、もしくは中二階の物置スペースなどで除湿機を使うかもしれません。
除湿機は仕組み上、除湿した湿気をタンクに貯めていきますので、排水が必要です。
基本的には、タンクを外して、キッチンや洗面所にて水を捨てることになります。
洗濯の回数、量が増えれば、湿度も増えていくので、自ずとタンクの満水スピードも早く排水の手間があります。
しかも、満水になると一応ブザーがなって停止しますが、離れた位置での運転となると停止しているのかどうかわかりにくい時がありますから、確認する手間も増えます。
もし、2階3階で除湿機を使うとなると、排水の煩わしさが目立つかもしれませんね。
趣味より生活第一。洗濯と洗濯物干しをどうするかを考えて後悔の無い家づくりをしよう!
さて、ここまでで+BOXの物干し部屋化のすすめについて説明してきました。
まとめると、「生活をどれだけ楽にできるか」をまず第一に考えましょうということに尽きます。ここを忘れてしまうと、家事のしづらい家になってしまい、後悔することになってしまうのです。
特に、洗濯問題は重労働になりがちな家事ですから、よく話し合って後悔の無い家づくりをしてくださいね!
他のアイデア:『洗面脱衣所』に物干しユニットと除湿機のコンボも良いかも!
+BOXが使えなくても、洗面脱衣所に物干しユニットを設置して、除湿機を置くのもいいかもしれませんよ。
洗面脱衣所であれば、一階で排水が楽ですし、何より洗濯機のすぐそばです。
洗い終わったら、すぐ干せるのはかなりメリットが大きいはずです。また、空間が+BOXや他の居室と比べれば狭くなるので、除湿機の恩恵を大きく受けて早く洗濯物を乾かせるようになるはずです。
「洗面脱衣所に物干しユニット」は実際に住み始めてから「ここにも物干しユニットつければよかった」と思った点です。
無論、「浴室乾燥機」は必須。プラス物干し部屋で快適に暮らすのさ
ゼロキューブのオプションに浴室乾燥機がありますよ!ぜひ付けましょう!
そこまでの値段はしませんし、営業曰くゼロキューブを建てるほとんどの家庭でも取り付けるマスト設備だそうです。
僕らは営業に言われるまで、実は頭に無かったのですが、言われるまま取り付けた結果、大正解でした。
浴室乾燥機なら、温風も使って一気に乾かすことができるので、イレギュラーな洗濯物にも対応できます。我が家では、毛布系などの大物をがっつり洗った時に、一旦浴室乾燥機である程度乾かしてから、物干し部屋に持って行ってさらに乾かすなどしています。
子供もいる家庭ならなおさら洗濯物が多くなると思いますから、洗濯を快適にする装備は多くても全く困ることはありません。
クローゼットを無くして無印良品のユニットシェルフで壁一面収納棚にしてみるのも良いかも
+BOXですが、標準ですと、壁一面クローゼットと4.5畳の床スペースとなります。
もちろん、そのままでも使い勝手は良いと思います。
ただ、我が家では、物干し部屋利用を最初から考えていたので、クローゼットの開け閉め動作も減らしたく、無印良品のユニットシェルフで壁いっぱいの収納を作りました。
おかげで、天井近くまで、大物の収納も可能で出し入れしやすく、さらに大量の衣類も収納できています。洗濯物が乾けば、ハンガーのままユニットシェルフにかけ直せばいいだけなのでとても楽にできています。
ユニットシェルフなら、シミュレーションで収納方法によってラックを変えたり棚を変えたりできるので色々試してみると面白いかもしれません。
物干し部屋は超おすすめ!新築建てるならぜひ検討しよう!
我が家のゼロキューブの物干し部屋からメリットを説明させてもらってきました。
僕ら夫婦も金銭的な制限がありつつも、生活のしやすさをどれだけ求められるかを相談しながらハウスメーカーを探していました。
そこで僕らはゼロキューブと出会って、一部屋分そのまま物干し部屋にすることができました。
でも、ゼロキューブだからといって同じように+BOXを物干し部屋にできるとは限らないのでそこは注意が必要ですよ。
注意ポイント
- 接道、つまり土地に対して道路が接している方角によって間取りは変わる
- 土地の広さと形状によって、間取りプランを大幅にカスタマイズする必要性がある
- 好みやライフスタイルによって必要な間取りや部屋数など大きく変わる
つまり、ゼロキューブの最大のデメリットとして、特に上2つの部分、土地次第で間取りが全然変わってしまうことになります。すると、カスタマイズ費用として1坪あたり数十万円くらいが必要になってくることで結局高くつきます。むしろ、土地に合わせた間取りプランでせっかくのローコスト住宅のゼロキューブが大幅に高くつく可能性があります。
物干し部屋は、新築戸建てを検討しているのなら是非とも欲しいです。一部屋丸ごととは言わず、サンルームや洗濯物干し専用スペースとして追加するのもありです。
元不動産営業で自分でもゼロキューブを建てた僕が、ゼロキューブが建てられる土地探しの方法についてこちらのゼロキューブが建てられる土地情報の入手方法で詳しくまとめていますので合わせてご覧ください!
さいごに
以上、ゼロキューブの+BOXをまるっと物干し部屋にして除湿機置いたら生活がこだわったお話からのおすすめ情報でした。
ゼロキューブは間取りプランも豊富ですし、玄関の方角によって間取りも四方向ちょっとずつ変わってきます。また、土地形状によってカスタマイズの可能性もあります。そのため、+BOXが必ず物干し部屋に最適とも言えないかもしれません。
生活を楽に過ごすことが楽しく暮らす秘訣になるので、夫婦で、そして営業や建築士と一緒に相談して洗濯問題を解消できるようにアイデアを出してみてくださいね!