新築戸建てを建てるぞ!と決めたらハウスメーカー選びや土地探しがだいたい同時に始まります。
そしてどんな標準的な間取りプランが用意されていても、土地の形状次第では建築プランニングも大きく違ってきます。
なので、家づくりまずは土地を決めないといけません。
土地探しの方法についてはこちらのゼロキューブが建てられる土地情報の入手方法で詳しく解説していますよ。
そして、ローコスト住宅であるゼロキューブを建てるなら、できるだけ諸費用を節約してオプションにお金を使いたいですよね?
ここでは、土地購入の際に必要になる「仲介手数料」を減額する方法についてまとめました。
しかも、ゼロキューブ建築時には現役不動産営業でした。
そして、僕自身土地の購入をしたときに仲介手数料を半額にしてもらった実績もあります!
不動産営業の視点と買主の視点から記事をまとめていますので、ぜひ読み進めて参考にしてくださいね!!
仲介手数料の半額にしてもらったよ!
画像はゼロキューブの見積書に記載があった土地の仲介手数料の部分の拡大写真になります。
2枚あるのは価格交渉前後で見積もりが違うからです。
仲介手数料の速算式は次の通り(物件価格400万円を超える場合)。
仲介手数料の速算式
仲介手数料=売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税
出典:仲介手数料について
物件価格が8,800,000円なら仲介手数料が349,920円になりますが、半額の174,960円になっていますね。
では、次にどうやって半額にしたか書いていきます。
土地を購入するときに仲介手数料を半額にする交渉の仕方
仲介手数料についての考え方を述べた後に半額にするための交渉のコツを書いていきます。
仲介手数料ってなんなの?答え:安全な取引のための対価
仲介手数料については、いろんなサイトに色々書いてありますよね。
ただ、大事なことは1つ。
「自分であれこれやるのが面倒だから、やれないから、業者にお金を払って代わりに手続きしてもらう」ので、その報酬が仲介手数料です。
逆にそもそも不動産は個人間売買になることだって多いので、好きに個人同士で売買契約なりすれば仲介手数料は発生しません。
(もちろん、売主が不動産会社の場合、仲介にならないので仲介手数料は発生しません。)
でも、いろんなリスクもあるので、お金を払っても専門業者に依頼して安全な取引をしたい訳です。
建築用地になれば数百万から数千万円になりますから、買ってから実は住宅を建てられなかった土地だったと気づいても遅いですから。
つまり、僕ら買主としても是非とも払いたいお金ですし、不動産会社としてもメインの売り上げでもらいたいお金です。
そこんところがわかっていれば、半額交渉は簡単です。
半額の根拠を作ることで不動産会社も気持ちよく半額にしやすくなる
半額交渉の方法について具体的に書いていきますね。
ズバリ、不動産会社に対して半額にしやすい根拠を作ってしまうことです。
そうすれば、お互いに気持ちよく交渉ごとを進めることができます。
思惑としてはこんな感じです。
買主は? | 仲介手数料を半額にしてほしい、でも契約とかあとのことは不動産会社がやって欲しい |
不動産会社は? | うちで物件を購入して欲しい、そうすれば売り上げ(仲介手数料)が発生する |
なのでこうします。
買主 | この物件見つけたんだけど、おたくで買うので、仲介手数料まけてもらえませんか? |
不動産会社 | お客さんが見つけてくれて、うちで買ってくれるんなら、仲介手数料まけてもいいか!むしろラッキー!! |
大事なところを赤字にしておきました。
賃貸とかで不動産会社で流通の仕組みを聞いたことがあるならピンとくるんじゃないでしょうか。
レインズがどうとかのアレですね。
つまり、細かい話は抜きにすれば、不動産はどこの会社でも同じ物件を買える訳です。
そこで、買う土地を決めてから、不動産会社に話を持ち込めば交渉しやすくなるのです。
不動産会社としては、不動産購入申込書(買付)をもらって、売買契約を終えるまでが1つの取引の壁です。
そこに至るまでが営業は大変で、お客さんと密な連絡とったり、案内したり、自分で買ってもらえるように対応します。
そうしなければ、他の不動産会社に行ってしまうことがわかっているからです。
そこで、お客さんが自分で買う土地を決めてきて、言ってくるのが仲介手数料の減額交渉なので、こんな超絶ラッキーはありません。
営業としては、信頼関係作りの案内とかひとっ飛びで、仲介手数料の減額で自分から購入してくれるんなら、上司や社長にも話しやすいです。
そして、責任者としても、OK出しやすいというわけです。
買主がやること:自分で土地を見つけて、現地確認して、決める(決断)
ということで、買主としてやることは、自分で土地を見つけて、現地確認もして、ここ買おうと決断することです。
土地探しの方法についてはこちらのゼロキューブが建てられる土地情報の入手方法で詳しく解説していますので参考にしてください。
チャレンジした結果
探すのも面倒だし、車も無いから見に行けないし、この土地が自分の希望通りなのか良いのか悪いのか決めかねる人ももちろんいると思います。
そういう人は、自分の代わりに物件を探してくれて、車も出してくれて、送り迎えもしてくれて、相談に乗ってくれる不動産会社の営業の仕事に価値を感じてくれるのでは無いでしょうか?
そうすれば、仲介手数料を満額でも気持ちよく支払えるはずです。
良い仕事には、良い報酬を支払うのは普通のことですからね。
不動産会社の仕事:物件調査・売主と交渉・契約関係・ローン関係・登記関係・クレーム対応・その他関係各所確認交渉・責任を負う
あえて書きますが、正直半額にするものちょっとやり過ぎかなという気もします。
というのも、不動産会社の仕事ってお客さんの案内だけじゃないわけです。
物件調査・売主と交渉・契約関係・ローン関係・登記関係・クレーム対応・その他関係各所確認交渉などお客さんから買付をもらってから行う仕事が山ほどあります。
そして、売買の責任をおっていることも忘れないで欲しいです。
ただ、自分は営業の仕事をわかった上で半額にしてもらいました。
でも、意識して取引がスムーズに運べるように、何でも営業から依頼される必要書類や決め事などはすぐに対応するようにしましたよ。
超気まずい状態になる可能性がある!!気をつけるポイントが1つ
気をつけるポイントが1つあります。
それは、A不動産会社で物件紹介してもらって案内までしてもらったのに、B不動産会社に話を持ち込んだときにA不動産会社から電話が来たりして超気まづい思いをして購入を断念する羽目になるなんて事態になるかもしれません。
仕組みなんですが、A不動産会社が売主から物件の販売を任されている元付業者である場合に、B不動産会社に話を持ち込んでも確認先がA不動産会社ですから「あれ?そのお客さんうちのお客さんじゃないの?」なんてことになり、無用なプチトラブルに発展することになります。
こんなことがありました。
僕が元付業者で担当している物件を、お客さんに物件を紹介して、案内もして、さて決まるというところで他で物件を決めてしまったとお客さんから連絡がありました。
その後、他の不動産会社から僕担当の物件の確認・案内、そして不動産購入申込書が送られて来ました。
なんと、僕の元お客さんだったのです!
そのままスルーして話を進めて契約しに会社にやって来て、僕を見たときのお客さんのようやく何か察した顔が忘れられないです。
自分で土地を探す時のポイント
土地探しについてはこちらでまとめた通り地道になります。
ただ、自分で探すメリットとして、どんどん条件を変えていくことができます。
営業に条件を伝えると、どうしてもその条件に合う土地のみ紹介となってしまうことが多いです。
営業としては経験から、最終的に決める物件はお客さんの最初の条件に合致することはほとんどないことを知っています。
とは言え、いきなり、お客さんが決めるであろう土地を、お客さんの希望を無視して紹介するわけにもいかないのです。
ある程度、2〜3回案内してから、営業のおすすめする物件を紹介するのがパターンでしょうか。
それはやはり待ちの姿勢になるので時間がかかってしまいます。
良い土地から売れていきますから、自分でも攻めの姿勢で探すのがポイントになります。
そのために、ゼロキューブが建てられる土地情報の入手方法で紹介した方法で物件の情報を手に入れたらどんどん見に行って、図面ではわからない現地で見る雰囲気を体験して欲しいです。
それでも交渉ごとが苦手・土地探しに不安があるときには?
仲介手数料の減額交渉は行って大丈夫です。
ここで紹介した方法は、お互いが気持ちよく交渉して飲み込めるための方法です。
僕のお客さんでは、かなり時間がかかりつつ、最後の最後の決済の直前で仲介手数料をまけてくれと言ってきた方もいました。
マジかーと思いましたが、お客さんの要望を断ることはほとんどないので、上司に相談してちょっとだけ減額しました。
なかなか、サービスを受けたり物を買ったりする中で、値段交渉する機会は少ないですから「どうしても出来ない」という人もいます。
また、土地探しも初めてのことで、自分であれこれ調べたり見に行ったりすることが難しいという人もいるでしょう。
土地はあくまで家を建てるためですが、ハウスメーカーや建築会社にて、土地探しから二人三脚で行うのが普通のことです。
なので、言ってしまえば、そのままハウスメーカーで家を建てたときの利幅分が少なからずあるのですから、土地内見も積極的に行ってスピーディに決めることで仲介手数料の減額交渉はさらにしやすくなります。
逆に、仲介手数料の減額金額より、建築金額やオプションなどの値引きやサービスの方が断然大きくなるのが普通です。
土地の金額より建物金額の方が高額になりますから、仲介手数料を半額にしてもらうより、建築金額やオプションで数十万単位の端数ギリをしてもらった方が値引き金額が大きいです。
値引きの割合にはこだわらない方がいいですね。
また、大事な考え方ですが、土地の売買は完全に他者(他社)との取引になるため、自分の営業担当者には最大の味方になっていて欲しいです。
なので、土地取引は報酬満額を支払ってスムーズに引き渡してもらえるようにして、いざ建築プランニングとなったらガツガツしていきましょう!
それに、建築を依頼するハウスメーカーや建築会社で土地探しをするのが一般的ですから、ローンの事前審査なども面倒くさくありません。
審査書類もローン用の建築プランや間取りなどの準備ももたつくこともありませんし、土地が決まった後は自分が率先して動くこともほとんどありません。
営業から必要書類の準備などお願いされるくらいなので、すぐに用意しておけば問題なしです。
土地探しや建築プランニングのサポートなど営業担当者にはかなり軽いフットワークを求めることになります。
なので、ハウスメーカー各社に見積もりを依頼することができる タウンライフ家づくり を利用して、一番早く良い対応をする営業を見つけるというのも結果気持ちよく家を建てるための大切なポイントです。
一括見積もり依頼サービスの タウンライフ家づくり であれば、面倒な問い合わせ作業を一度の入力で複数社に依頼できるので、なんども資料請求したり電話したりする手間が省けて家事や育児・仕事に忙しい人ほどおすすめです。
タウンライフ家づくり は当ブログ経由でたくさんの人が利用されていますので使ってみてください。
利用はもちろん無料です。
こちらの『タウンライフ家づくり』で新築住宅の間取りと費用見積もりを一括無料依頼で比較しよう!でも詳しく説明しているので興味がある人はチェックしてくださいね!
さいごに
以上、土地を購入するときに仲介手数料を半額にする交渉の仕方でした。
節約できるところは節約して、オプションや家具家電の費用に充ててくださいね!
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